「天然の抗生物質」と呼ばれるプロポリス

健康維持や病状の改善など
さまざまな効果が認められているプロポリス。

プロポリスは、ミツバチが自らの巣を守るために樹脂や木の芽と唾液で作り出すものです。プロポリスがもつ殺菌力によって細菌とウイルスから身を守っているといわれており、これまでに種々の生理活性、抗微生物活性、抗酸化作用、抗炎症作用、抗腫瘍活性、抗肝毒性が知られ、予防および治療的効果、また転移阻害の効果も確かめられています。また、免疫力調整作用、鎮痛作用、局部麻酔作用、医薬品の効果を高める作用、薬(とくに抗ガン剤)の副作用軽減作用、整腸作用、活性酸素消去(抗酸化)作用、抗潰瘍作用、抗アレルギー作用、精神安定作用、食欲増進作用などがあるとされています。同じ蜂産品であるローヤルゼリーやハチミツなどと違って採取できる量は非常に少なく、人為的には合成のできない貴重品です。

古来から民間伝承薬として使われてきましたが、近年では世界中で研究も進みさらに幅広い活用が期待されています。プロポリスの主成分フラボノイドは、植物が紫外線やウイルスなどの外敵から身を守る為の自己防衛機能としての役割だけでなく、それらを食する昆虫や動物の生活活動にまで影響を与えるほどの重要な物質です。そしてまた、抗酸化作用や免疫力の増強消炎作用など、その効果が全身にいきわたるのも特徴です。プロポリスは健康食品(サプリメント)や飲料としての利用が拡大し続けており、抗菌・抗ウイルス・抗炎症・抗腫瘍作用等を期待した病気予防・治療目的での服用が行われているほか、臨床医により治療の補助(補剤)として用いられた臨床例も多数報告され、出版もされています。

古代ローマでは「天然の抗生物質」として用いられ
東ヨーロッパでも伝統的に薬用に用いられてきた。

動くことのできない植物は、常に紫外線から強い酸化ストレスを受け、光合成によって動物の何倍もの活性酸素を発生させる危険にさらされています。その危険から逃れて生き抜く為には、自らが抗酸化機構を発達させて対抗しなければなりません。それは植物における天然の生体防御機構の一つであり、それら自然の摂理を利用するミツバチのその様は神秘的としかいいようがありません。ミツバチはこの自然の摂理を本能的に感じ、これを利用し、4000万年も生き長らえてきたのです。

古代エジプト、ギリシャ・ローマ時代には神々に捧げられ、王侯貴族専用の食べ物として食されていたと文献にも記されております。2000年以上もの時を超えて、現代まで受け継がれてきたのは確かなものである。ということの証明です。

〈参考文献:『天然の抗生物質 プロポリスの驚異』リヨン社、『ガンに効く驚異のプロポリス~ミツバチの巣から採った凄い薬効』講談社、『名医74人がすすめるガンに効くプロポリス全書』講談社、『ガンに効くプロポリス 驚異の医学』講談社+α文庫、『自然の恵みで免疫力アップ~ドクター周東とカイチュウ博士が教えるプロポリスの最新情報』現代書林〉

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