サプリメントの歴史と未病意識

現代人の食生活は、三大栄養素(炭水化物 脂肪 動物性蛋白質 )の過剰摂取と副栄養素(ビタミン ミネラル 植物繊維)の不足 であるといわれている。
食生活が乱れ栄養バランスをとりにくくなり、世界にサプリメントが普及し日本に浸透するまでの大まかな歴史を辿ってみた。

〝サプリメントの歴史〟

1975 年 アメリカのマクガバン上院議員「アメリカ人の丌健康の源は食生活の中の栄養不足にある」(マクガバンレポート)

1994 年 アメリカで「栄養補助食品健康教育法」成立。健康に寄与する科学的論拠が明確な場合、製品ラベルに効能・効果の記載が可能となる(「食品」と「医薬品」の中間的存在の位置付け。FDA(食品医薬品局)に通知。)

サプリメントの日本歴史  規制緩和

1995 年  在日米国商工会会議が栄養補助食品の開放要求 ⇒効能をうたわない限り、 ビタミン、ミネラル、ハーブの 3 分野で錠剤、カプセルの使用を許可。

1999 年  ドリンク剤を主に医薬品から医薬部外品へ。

2001 年 「健康機能食品制度」創設。

 

♦︎アメリカにおいて、サプリメントは健康づくりに欠かせないものとなっている

アメリカには公的な健康保健制度がなく、国民は民間の保健に個人で加入する。その費用と医療費は非常に高額であるため未加入者も多く存在している。 だが、未加入者が病気にかかって病院に行った場合、日本の約10倍以上の治療費を支払わなくてはならない。そのため予防意識が強く、多くの人が日常的にサプリメントを利用している。
♦︎日本でもサプリメントは必需品となりつつある
日本の高齢社会と高度医療技術による高額な医療費の影響で、現状は個人が高い医療費を支払っている。また、現代人の食生活習慣が欧米化していることで、エネルギーや動物性脂肪の過剰摂取、ビタミンやミネラルなどの栄養不足である人は多い。それが生活習慣病の急増にも繋がっている。そのため「未病」を意識し、生活習慣と食生活を見直すことが重要である。
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